豪雨災害や降雨量の増加に伴い、より侵食防止効果の高い製品が求められる様になり、撥水性・排水性に優れたポリエステル不織布を採用したドレーンシートを開発しました。このドレーンシートには、ポリエステル不織布に加えて、濁水の発生を抑制するために土壌凝集剤を使用しています。
土壌凝集剤は、降雨等により土壌微粒子を速やかに団粒化し、泥水の発生を抑制する効果があるため、田畑の透水率の改良や沖縄の赤水対策などに使用されてきました。団粒化した表土は、通気・排水・保水・保肥の機能が高まり、植物の根が成長に必要な栄養の吸収しやすい環境を整えます。長期的に安定したのり面を維持するため、不織布にも植物の通芽や生育を妨げない構造のものを採用しています。ドレーンシートシリーズは、侵食防止と植生工が両立した侵食防止工法です。