- 製品を施工する時、どちらの面が上ですか?
- 種子・肥料がついている面を、下側(地面側)にして下さい。
(製品を法肩より法尻に向け、そのまま展開する)
- アンカーや釘はどの位置に打込んだらいいですか?
- 製品によって異なりますので、設計図書や定規図等で張付け方法を確認下さい。
- メデル(土のう)の設置は、どちらの面が上ですか?
- メデル、メデルF:白い編込み糸(種子接着面)が上側になります。
ハイメデル:白い編込み糸(種子接着面)が上側になり、肥料袋が下側になります。
- 製品を横張りすることは可能ですか?
- 縦張りを基本としますが、盛土用製品(肥料袋なし)で、平坦に近い緩勾配箇所や法長が1m内外の短い場合であれば、対応可能です。
- 施工時、のり肩の巻き込みの長さはどれくらいですか?
- 切土法面では20cm、盛土法面では10cmを標準としています。
- 施工時、製品の重ねは幅はどれくらいですか?
- 左右の重ね幅は、2~3cmを目安としています。
上下の重ね幅は、10~15cmを目安としています。
※凹凸の激しい個所や曲線個所等では、条件に合わせて対応下さい。
※ドレーンシートRは適用外
- 植生マットの肥料袋を、等高線上に揃える必要はありますか?
- 肥料袋が途切れた個所に流水が集中しやすいため、極力肥料袋が等高線状になるように施工して下さい。
- 降雨時の施工はできますか?
- 降雨時の施工は避けて下さい。
種子、肥料の付いた薄綿が剥がれてしまいます。製品に影響があると判断される場合は速やかに施工を中止して下さい。
- 製品はどのような場所で保管したらいいですか?
- 日陰で風通しのよい乾燥した場所に置いて下さい。
- 製品の使用期限はありますか?
- 製造日から1年程度は使用できます。(但し、保管状況による)
時期を過ぎた場合、発芽率が下がりますのでご注意下さい。
- 製品の施工に必要な道具はありますか?
- はさみ、ハンマー他
製品のネットは通常の裁ちバサミで切断可能です。
ヤシ素材や金網の付いた製品の切断には、工作バサミを使用下さい。
- 施工時期について
- 通年施工が可能です。
但し、高温乾燥による障害を受けやすい夏期や発芽後間もない時期に霜や凍上の被害を受けやすい初冬の施工は注意が必要です。
- 植生シート、植生マット、植生基材マットについて
- 植生シートは、種や肥料等を装着したシート状の製品で、主に盛土のり面の緑化に使用します。
植生マットは、種や肥料等を装着したネットに、肥料袋を一定間隔で取り付けた製品です。
主に切土のり面の緑化に使用します。
植生基材マットは、種・肥料と保水材等の混合物を充填した植生基材袋を、密な間隔でネットに取り付けた、厚みのある製品です。植生マットによる緑化が厳しい岩盤のり面等の緑化に使用します。
- 在来種配合(特殊配合)について
- 一般的に流通している種子であれば対応可能ですが、種類により検討が必要な場合があります。詳しくはお近くの事業所へ問い合わせ下さい。
- 成立する植生の草丈(短草配合)について
- 施工時期や種子配合、立地条件によって異なりますが、短草配合は50~70㎝程度になります。
- 施工前の法面清掃について
- のり面の雑草木、浮土砂、浮石などを除去し、シート(マット)が密着するようのり面の清掃を行って下さい。
法面の凹凸はなるべく少なくして下さい。
- アンカー、釘の打込み位置について
- 製品毎の標準打設図を参考にして下さい。
但し、ピンの打設位置、長さは現地の状況に合わせて適宜対応下さい。
- 管理方法について
- 設計図書、仕様書にもとづき実施下さい。
- 草刈等の維持管理について
- 現場状況に応じて必要な時は草刈りを実施して下さい。